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CASCADE

メンバー

Vo. TAMA
Gt. MASASHI
Dr. HIROSHI
Ba. MAKKO (再結成前)

活動履歴

1993年 結成
1995年 デビュー
2002年 解散
2009年 再結成

Discography

Studio Album

Compilation Album

  • bestピアザ (2000.02.23)
  • bestVIVA NICE BEST (2002.09.19)
  • bestVIVA NICE TASTE (2018.07.25)
  • (2018.11.06 現在)

Official Site

CASCADE OFFICIAL WEB SITE http://www.cascade-web.net/

管理人と CASCADE

昔ハマって聴いていて、いまや昔以上にハマリ直してしまったバンド。

とにかくこのバンドは、個性的で奇抜で唯一無二の存在。
すごく可愛いのになんか尖ってて、ぶっ飛んでる。
激甘なのに色とか形とかがとんでもない事になってるキャンディー、みたいな感じ。


存在を知ったのは音楽雑誌。
当時読んでいた雑誌の多くに CASCADE もよく載っていて、
これ誰だろう、と気になっていた。
アイドルみたいに可愛いボーカルのタマちゃんと、
それと対照的にちょっとコワモテのマサシと、
すげー普通の兄ちゃん風なのにベロにピアス開いてるヒロシと、
ぽわーんとマイペースそうなマッコウ。
ファッションは裏原宿の広告塔がそのまま飛び出してきたみたいな感じの振り切ったオシャレ感。
もう、何?誰??って感じ。

当時は曲もあまり知らなくて、
ランキング番組で流れる PV を数曲見たことがある程度。
ただ、一度聞いたら忘れないその音楽性。
タマちゃんの歌がこれまた、そのビジュアルの印象を裏切らない個性で、
曲も活動スタイルもよく知らないのに何かずっと引っかかっていた。

まともに曲を聴き始めたきっかけはイエモンとかブランキーと同じで、
ある時期に「気になってたけどちゃんと聞いたことない」ってバンドをあれこれ聴きまくったうちの1つ。
ベストアルバムの「ピアザ」が出会いの1枚だった。
これを聴く前の印象は、なんか可愛くて変なバンド。
聴いたあとの感想は、すげー可愛くてだいぶ変なバンド。笑
ふざけてるんだか真面目なんだか分からないような妙ちきりんな曲とか、
たまにある攻撃性高めの曲とか、
上手いんだか下手なんだか分からないタマちゃんの歌とかが
聴いてるとだんだんクセになってきて、
そのあと当時出てたアルバム、つまり解散までの全アルバムを片っぱしから全部聴いた。
当然ながら、ベストアルバムである「ピアザ」よりもスタジオアルバムのが癖が強い曲が多く、
わりとすぐ「うぉー、さらに訳分からん!好き!」と、なる。

一言で例えると、CASCADE は現代アート。
なんだかやたら尖ったオシャレ感みたいのあるんだけど
とにかく何だかよく分からない。
よく分からないんだけど、結果、なんか好き。なんか聴いちゃう。
「いい曲」っていうのは褒め言葉としてなんか違うし、
どう説明すればいいか分からない。
とにかくなんだかクセになる。
何じゃこりゃ(笑)、って歌詞の曲に限ってメロディとかアレンジはよく聴くとまともだったり、
たまにあるマサシのボーカルが、ヘタウマなのが妙にいい!ってなったり、
私の中の常識を色々壊してくれたのがこのバンドだった。

タマちゃんのあざといボーカルに騙されがちだが
案外サウンドはカッコよくイカしてるやつも多くて、
特にテクノサウンドのキレの良さとリズム感の良さがたまらなくハイセンスで痛快。
基本的にはやらしいくらい可愛いタマちゃんが
時たまイカついボーカルかましてるのもいい。
でも一番の魅力は、
そのハイセンスなサウンドとリズムが
タマちゃんのこの独特なイロモノボーカルを最高に引き立ててるっていう、
そのあっぱれ見事で絶妙なマッチングだと思う。
これが、
他に類を見ない CASCADE ブランドを不動のものにしてるよねー!
と興奮気味に語りたくなるし、
ここまでやられたらもう、クールに思えてくる。
これは誰にも真似出来ないだろ、っていう個性に、まんまと心つかまれた。
どう見ても毒キノコだろ!っていうケバい見た目のキノコを分かってて自分から食べてしまった、
みたいな、してやられ感あるんだけど、
もう、なんか聴いてるだけで楽しいしいっか。みたいな。


最初に聴き始めたのが解散直前の時期だったので
長いことテレビでもライブでも CASCADE を見たことはほとんどなかったのだが、
タマちゃん、マサシ、ヒロシの3人で再結成した後、
結成 25周年を迎えた 2018年に新宿 LOFT で初のライブ参戦。
昔の曲も多数演奏するというお祭り要素につられ、
今さら・・・とか思ってたけど1度ぐらいは見ておきたいわと軽い気持ちで臨んだが最後。
箱で見る CASCADE の楽しさにすっかりやられ、
結局出戻りカスケーダー風味。

このライブ参戦を決めた際に
再結成後のアルバム音源を全部一気にまとめ聴きしたのだが、
歳も重ねてちょっと落ち着いてきたのかなー
などという甘っちょろい予想に反して
再結成後も CASCADE は全く変わっていなかった。
むしろパワー増してる感。
メンバー全員 40代後半になった今でも
この路線を貫き続ける CASCADE にもはや感動すら覚え、
再燃焼した CASCADE 愛が一気に燃え上がった。

見たことないのを承知で言うが、
CASCADE は絶対、ホール・アリーナクラスで見るより箱で見る方が楽しい。
ハチャメチャに踊り狂いながら我を忘れるほどの弾ける楽しさは CASCADE ならでは。
そう思ったら、
解散、再結成を経て、ライブハウスで CASCADE を見られる今が
ありがたすぎて仕方ない。


売れた曲は、比較的聴きやすめの
「FLOWERS OF ROMANCE」とか「S.O.S ロマンティック」とか「cuckoo」「メモリーズ」あたりだけど、
やっぱり私はふざけた感じの曲とか、わざとらしいくらいに可愛い曲が好み。
「Kill Me Stop」とか「ビキニモデル」とか「HOT HEAVEN」とか「アルパカライダー」とか。
マサシボーカルがやたらに可愛い「チェルシー」とか「アイファクトロニー」も好き。
曲と言うよりセッションに近い「VIVA NICE TASTE」とか「メギド」みたいなのも好きだし、
がっつりテクノなインスト「Party Shoking Broadband」とか「ネバ」みたいなのも好き。
でも聴きやす系の「小さな星がほら一つ」とか「世紀末バンビーナ」とか「スーパーカー」とかも好き。


再結成前は断然タマちゃん推しだったのに、
再結成後はマサシ沼にもずぶずぶハマリつつある。
クリエイターとしてぶっとびな感性と絶妙なさじ加減を持ちつつも、
あのコワモテの見た目で、なにげにすっとぼけたキャラクター。
そんなギャップに最近めっきり萌えまくり。
だいたい、あの見た目で書く曲可愛い、歌ったら可愛い、って
何そのギャップ。
でたよ反則パターン。
ある意味王道。

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